シンガポール単身留学に最適な時期は?
こんにちは!シンガポール留学を考えている方からよくいただく質問の一つに、「いつが留学を始めるのがベストタイミングですか?」というものがあります。もちろん、答えはケースバイケースですが、早めに準備を進めることが有利な場合が多いのです。
留学開始時期の重要性
例えば、シンガポールでは、単身留学の最低年齢が13歳からとなっています。しかし、13歳という年齢の中にも、非常に自立しているお子様と、まだ親御様のお手伝いが必要なお子様とがいます。
例えば、小さい頃からさまざまな郊外学習やお泊まりキャンプに参加しているお子様は、13歳でもしっかりとしていて、実際に単身留学をする準備ができている場合が多いです。
一方で、日本で一度も親御様と離れて生活をしたことがないお子様の場合、親御様から離れてお泊まりをした経験がないと、シンガポールに来る前に数年間の自立トレーニングが必要になることがあります。このように、留学の準備はお子様の成長度合いによって大きく異なります。
シンガポールのホームステイ事情
シンガポールのホームステイは、欧米のホームステイとは少し異なります。ホームステイ先には、アンティ(おばさん)やアンクル(おじさん)と呼ばれる大人が一緒に住んでいる家庭が多いです。そこで、数名の生徒さんが一緒に生活することになります。家事や洗濯などはヘルパーさんが担当し、学校行事や勉強については、アンティやアンクルがサポートすることがほとんどです。
ただ、ホームステイの形態にはさまざまなパターンがあり、アンティやアンクルが一緒に住んでいない場合もあります(夜になると自宅に帰り、朝に出勤するタイプなど)。しかし、弊社からご紹介するホームステイ先では、必ずアンティやアンクルがしっかりと在住しているところを選んでいます。
どれだけ自立している生徒さんでも、大人のサポートは非常に重要です。特に初めての新しい国での生活では、大人のサポートが必要不可欠になります。基本的に、朝、晩の食事はヘルパーさんが準備してくれますし、お昼ご飯は学校で購入することがほとんどです。掃除や洗濯もヘルパーさんが対応してくれますが、朝目覚ましをセットし、自分で起きて歯を磨き、顔を洗うといった基本的なことは自分でできる必要があります。夜の消灯時間には、自分でしっかりと寝ることも大切です。アンティやアンクルはお母さんではないため、そのようなことを何度も繰り返し教えるには限界があります。
年齢による自立心の違い
したがって、最低限の自立ができるお子様が、13歳から留学を考えるべきだと考えています。14歳や15歳になれば、より自立心が芽生え、単身留学に適した年齢となります。ただし、15歳になると入学時の英語レベルがかなり求められるようになります。シンガポールのインターナショナルスクールでは英語サポートコースがあるものの、最終的にはすべての科目をネイティブレベルの生徒さんと同じレベルで理解できなければ、卒業試験に合格することはできません。
よく「高校1年生から留学をさせたい」といったお声をいただきますが、高校1年生では既に英語でのコミュニケーションや基本的な読み書きができていないと受け入れられる学校はかなり限られてしまいます。高校の2、3年生、つまりシンガポールでの11年生や12年生になると、英語力よりも大学進学のための入試や卒業試験に向けた学力の向上が求められる時期です。このため、英語を頑張りましょうと言っている余裕はなくなります。
他国で既に英語を学んでいる場合には問題ありませんが、そうでない場合は、高校生からの単身留学はかなりのハードルが高いのが現実です。できれば中学生のうちに渡航するのが理想的です。
中学卒業資格とのバランス
もちろん、日本の中学卒業資格を取得しないまま留学することに不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。その場合、まずは日本で英語力を高めることが重要です。弊社の生徒さんを見ていると、14歳頃に留学した生徒さんは英語力がしっかり伸びており、11年生や12年生の勉強も頑張っているようです。
最適なタイミングは?
結論として、どの年齢で留学を始めるべきかという決まりはありませんが、お子様の自立心や学力、そしてお子様自身が留学をしたいという気持ちを尊重することが大切です。もしお子様が留学に行きたくない場合、単身留学を強いることは、渡航後にやる気を失ったりホームシックになるなど、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
まずはご家庭でお子様としっかり話し合い、ぜひ留学に行ってみたいという気持ちがあるのであれば、なるべく早めにご検討いただくのが最適です。
このブログが参考になれば嬉しいです。シンガポール留学についてのご質問があれば、お気軽にお問い合わせください。
この記事が参考になったよ♪という方はシェアして頂けると嬉しいです^^