オーストラリアのクリスマスの過ごし方

2024/11/25 オーストラリアブログ留学情報

オーストラリアのクリスマスは、日本や北半球の国々でイメージされる「雪景色の中で暖炉にあたりながら過ごすクリスマス」とは大きく異なります。南半球に位置するオーストラリアでは、クリスマスが夏の真っ只中にあたります。そのため、暑い気候に合った独特の文化やイベントが盛り込まれたクリスマスの過ごし方が存在します。本記事では、オーストラリアならではのクリスマスの過ごし方や特徴をご紹介します。

オーストラリアのクリスマスは夏！

オーストラリアのクリスマスは12月25日で、日本と同じ日付ですが、季節は真逆です。オーストラリアの12月は夏休みシーズンの始まりであり、多くの人が家族や友人と過ごすために旅行を計画します。また、学校も長期休暇に入るため、家族でのイベントや遠出が非常に盛んです。クリスマスと夏休みが一緒に楽しめるという点は、オーストラリアならではの特徴です。

クリスマスの準備

クリスマスの準備は12月に入る頃から始まります。家々では、クリスマスツリーやライトアップで装飾が施されます。特に夜になると、各家庭の庭や家の壁に取り付けられたイルミネーションが輝き、近所の家を見て回る「ライトアップツアー」も人気のアクティビティです。地域によっては、大規模なライトアップイベントが行われ、地元住民や観光客でにぎわいます。

また、クリスマスキャロル（クリスマスソングを合唱するイベント）も多くの地域で開催されます。有名なものに「キャロルズ・バイ・キャンドルライト（Carols by Candlelight）」があります。キャンドルの光の下で、家族や友人と歌いながらクリスマスを祝うこのイベントは、シドニーやメルボルンなど主要都市で特に人気です。

クリスマス当日の過ごし方

クリスマス当日は家族で集まって過ごすのが一般的です。クリスマスの朝には、クリスマスツリーの下に置かれたプレゼントを家族で開ける「ギフトオープニング」が行われます。特に子どもたちはこの時間を心待ちにしています。

クリスマスランチとディナー

オーストラリアのクリスマス料理には、暑い気候に合わせた独特のメニューが並びます。伝統的なローストターキーやハムも用意されますが、海に囲まれたオーストラリアでは新鮮なシーフードも非常に人気です。エビやカニ、ロブスターといった豪華な食材が並び、外でのバーベキューが一般的なスタイルとなっています。

さらに、デザートには「パブロバ」というメレンゲベースのケーキが欠かせません。たっぷりの生クリームとフルーツをトッピングしたこのスイーツは、暑い夏の日にぴったりです。また、フルーツプディングやミンスパイもクリスマスデザートとしてよく登場します。

ビーチでのクリスマス

オーストラリアならではのユニークなクリスマスの過ごし方として、ビーチでのクリスマスがあります。家族や友人とともにビーチで泳いだり、サーフィンを楽しんだりしながら、ピクニック形式でクリスマスランチを楽しむ光景はオーストラリアの夏ならではです。特にボンダイビーチ（シドニー）やゴールドコーストのビーチでは、多くの地元民や観光客でにぎわいます。