【初心者用】日本と違う?シンガポールの大学への進学について解説!
今回はシンガポールの大学に進学を考えている皆さんに、現在のシンガポールの大学の進学システムについてご紹介していきたいと思います。
「Aレベルとは何のこと?」という人から「シンガポールの大学に進学するための条件は?」という人まで、とにかくシンガポールの大学へ進学を考えている人向けの記事になります。
シンガポールには、日本とは少し違った教育システムが存在していますので、シンガポール初心者の方でも理解できるように、重要な点だけを厳選して、ご紹介していきます。
それではどうぞ!
シンガポールの大学に進学できる条件とは?
シンガポールの大学に進学するためには基本的に以下の条件が必要となります。
(※ただし例外は除く)
- 18歳以上
- 高校卒業資格保持者(または高校卒業資格と同等の資格)
ただ、高校卒業した資格だけでいきなりシンガポールの大学で全部英語で授業を受けるのは大変ですよね。
なので、多くの大学ではそのような生徒に対して「英語コース」というものを用意しています。
もちろん、英語に自信がある人は英語コースを受けなくても問題ないのですが、目安としてIELTS 5.5以上程度が必要となります。
英語に自信のない方は、入学前の英語テストでレベル分けされた英語クラスで3ヶ月〜9ヶ月の英語学習を受けることになります。
私たちは、まずは一度英語コースを受講することをおすすめしています。授業の雰囲気であったり、進め方、周りとのコミュニケーションの取り方など、英語コースで感覚を慣らしてからメインの授業に挑戦するのがいいと思います。
国立大学と私立大学の進学ステップの違い
シンガポールには6つの国立大学と28の私立大学が存在しています。
まず、シンガポールの国立大学に進学するためには、シンガポールでAレベル(またはAレベル同等の資格)に合格する必要があります。
シンガポール人は、中学から高校に進学するには「O (Ordinary)レベル」という試験に、高校から大学に進学するには「A (Advance)レベル」という試験への合格がそれぞれ必要です。
大学を目指す前に、シンガポールの人は、日本でいう「専門学校」であるポリテクニック(Polytechnic)に進学する人も少なからずいます。大学機関が主に学問(学術)を教えることに対し、ポリテクニックは職業教育が中心となっているため、そのまま就職することも可能です。
Aレベルとは?
Aレベルとは、GCE(The Singapore-Cambridge General Certificate of Education)という、大学に進学する際に求められるレベルのことです。
シンガポール人の学歴でよく聞くOレベルやAレベルとは、各コース毎に受験できる試験の合格レベルを指します。
GCEには2種類のレベルがあり、Oレベルの合格を経て、Aレベルへと進むことができます。つまり、Aレベルの方が難しいです。
Oレベルに合格すると、基本的にDiploma CertificateもしくはPolytechnic、ITE(Institute of Technical Education)などに進学する権利が得られます。
Aレベル(またはAレベル同等の資格)に合格すると、多くの場合、国立大学に行ける権利を与えられます。
Diplomaとは?
ディプロマとは、日本でいう専門学校を卒業していることを意味します。
言い換えれば、ディプロマは、ある分野における知識を身につけたことを証明する学問的卒業証のことで、一般的に、ディプロマはある分野の中の特定の分野における総合的なカリキュラムを修了する後に授与されるものです。
日本においては、2年制及び3年制の専門学校(専修学校専門課程)卒業者に与えられる「専門士」称号のことです。
シンガポールではデータサイエンスなどのデジタル分野でのディプロマ取得が非常に人気となっています。
Degreeとは?
Degreeとは、課程を無事に修了した学生に対して、大学が授与する称号、つまり、学位のことです。
先ほどご紹介した、ディプロマとの大きな違いは、ディプロマは様々な種類の学校で取得することができますが、Degreeを取得できるのは大学のみです。
日本でよく聞く、学士、修士、博士、は全て「学位」と呼ばれ、英語ではDegreeに分類されています。
4年制の大学を卒業した証明でもありますね。
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スケジュール
上でご紹介した資格を取得するために必要な期間はこちらのようになります。
※あくまでも目安です。学校や学部により期間は異なります。
- 英語コース:3ヶ月〜9ヶ月
- Aレベル:10ヶ月〜24ヶ月
- ディプロマ:7ヶ月〜15ヶ月
- ディグリー:9ヶ月〜3年
もちろん、英語コースが最初から必要ない場合はその分、他の分野の勉強に時間を使うことができます。
ただ、最初に英語コースを受けておくことをおすすめしています。
英語に自信がある方も、一度肩慣らしだと思って、海外の授業の雰囲気を掴むためにも、ぜひ英語コースを検討してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はシンガポールの大学へ進学する際に知っておいた方がいい情報を簡単にご紹介させて頂きました。
どのような夢や目標にでも当てはまる教育制度がシンガポールにはあります。
日本以外にも目を向けて、海外の大学で自身の人生の大きなターニングポイントを体験してみませんか?
この記事に書ききれなかった情報や、載せれない情報など、まだまだ沢山ありますので、ぜひ一度私たちに進学や留学についてお問い合わせください。
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