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シンガポールで家を借りる前に知っておくべきこと!

   シンガポール

 

もしあなたが、シンガポールで働く外国人なら、家を借りる必要があるかもしれません。

 

シンガポールには様々な価格帯の物件があり、シンガポールの賃貸市場は良くも悪くも柔軟な仕組みのため、入居者は注意が必要です。

 

例えば、すべての大家さんが使わなければならない決まったTA(Tenancy Agreement)契約はありませんし、日本のように入居者を守る民法もありません。

 

そんななか、今回は家を借りる前に知っておくべきことを簡単にご紹介します!

 

それではどうぞ!

 

シンガポールで家を借りるには、いくらぐらいかかるのか?

シンガポールの様々な場所で予想される価格の目安は以下の通りです。

 


*1LDKで算出

 

まずシンガポールの「銀座」と言われるオーチャードエリア(都市エリア)にはHDBと言われる公共住宅は無く、Condo(高級マンション)しかありません。

 

平均の1ヶ月の家賃額が$3,617(約41万円)となっています。一人暮らしの想定です。

 

HDBは主にシンガポール国民向けの物件で、労働ビザの外国人のほとんどがCondoに住むことになるので、Condoの部分を参考にしてください。

 

一番安くなっているのが、Eastエリア、つまり空港側の東の地区です。

 

現在のシンガポールの不動産市場は完全にオーナー側が有利で、値上げが激しいです、なので、一人暮らしをする場合は最低でも、表の額を支払うことを覚悟しなければなりません。

 

コンドミニアムの賃貸料

コンドミニアムについては、psf ベースの平均賃貸料と、地区の平均月額賃貸料を示しました。これは、HDBフラットと異なり、ユニットのサイズやレイアウトが大きく異なるためでもあります。

 

現在は新物件の供給が間に合っていないのと、インフレのため、コンドミニアムの価格が高騰しています。

 

これからシンガポールに来て一人暮らしを考えている人や、駐在で家族で住むことを考えている人は、この高騰市場を念頭に置いておくのがいいと思います。

 

その他、家を借りる際に注意すべき費用

ほとんどすべての大家さんは、敷金を欲しがります。物件の破損や契約違反などの修理代は、敷金から全て差し引かれることになります。

 

シンガポールには、保証金の最低額や最高額を定めた法律はありませんが、慣例として、保証金は賃貸期間1年につき家賃の1ヶ月分とされています。

 

賃貸期間が6ヶ月(最低期間)であれば、保証金は通常家賃の半月分となります。この金額は交渉可能ですが、折れる大家さんは稀です。

 

シンガポールの大家さんは、敷金を信託口座などに預ける必要はありません。直接自分の口座に受け取ることになります。

 

なお、最初に家主にLOI(Letter of Intent)を渡すときに、誠意ある保証金(earnest deposit)を要求される場合があります。

 

この保証金は、賃貸契約書(TA)が締結されると、敷金に変換されます。

 

とにかく、全て大家さんとの「交渉」となることを覚えておきましょう。

 

賃貸物件を選ぶ際の注意点

  • 予算と計画的な資金調達
  • ライフスタイルの条件
  • 居住空間
  • 交通の便
  • 設備とアメニティ
  • 家具付き、半家具付き、家具なし
  • 賃貸期間
  • ご近所付き合い

 

1. 予算

衝動的な決断をしないように、また、簡単にお家の候補を探し始めることができるように、お家を探し始める前に賃貸予算を設定しましょう。

 

これは、どこで、どのような物件を借りられるかを決めるのにも役立ちます。

 

いくら予算が必要かは、収入とその他の生活費から判断して、余裕のある金額を決めるとよいでしょう。

 

一般的には、収入が途絶えた場合に備えて、3~6カ月分の生活費(家賃を含む)をカバーできる緊急資金を用意する必要があります。

 

家賃の予算を高く設定しすぎて、万が一の時に維持できなくならないように注意しましょう。

 

2. ライフスタイルの条件

家主によっては、賃貸物件内でのペットや喫煙を禁止している場合があります。

 

このような場合、賃貸の選択肢がなくなる可能性があります。

 

家主にペットの制限がない場合でも、ペットがHDBの許可犬種リストに載っていることを確認してください。(また、HDBフラットでは猫は飼えません)。

 

シェアルームの部屋を借りる場合は特に、共用部分の使用に制限があるかどうかを確認してください。

 

例えば、キッチンで調理できる肉の種類に制限があるか(例:豚肉/牛肉はダメ)、冷蔵庫やリビングルームの共有方法に一定のルールがあるか。ゲストを迎える際のポリシーは?バスルームが共用の場合、洗面用具はどこに置くべきか?

 

これらの許容事項や禁止事項は、Tenancy Agreement(TA)に明確に記載されている必要があります。

 

他のテナントとシェアする場合は、そのテナントのペットや喫煙などにも気を配らなければなりません。

 

3. 居住空間

快適に過ごすために必要な広さを決めましょう。

 

一般的に、単身者は500~600平方フィート、家族連れは少なくとも1,100平方フィートの部屋を探す傾向があります。

 

その際、タンスやスポーツ用品、楽器などの身の回りの品も忘れずに計算に入れておきましょう。

 

4. 交通の便

内覧する物件には、必ず次のようなことを確認してください。

 

  • 好きな交通手段を使って、時間通りに快適に出勤できるか?
  • 同様に、あなたの子供は時間通りに学校に行くことができますか?
  • 最寄りの駅やバス停までの距離は?
  • 公園、ビーチ、ショッピングモール、あるいはお気に入りの場所までの距離は?歩いて行けるか、それとも車を使わなければならないか?
  • ラッシュアワー時の道路の混雑はどのようなものか?帰宅時や通勤時に道路で立ち往生しないか?

 

MRTの駅やモールに近い物件は家賃が高い傾向にありますが、その分便利かもしれません。

 

5. 設備とアメニティ

コンドミニアムの場合、プールやジム、BBQピットなどの施設の状態が良いかどうかをチェックしましょう。

 

コンドミニアムの家賃を払っても、プールが古くて使えないのでは意味がありません。

 

アメニティについては、以下のようなものがあります。

 

  • 最寄りのスーパーマーケットや市場
  • モールや飲食店(自分がよく行く店かどうか確認)
  • 24時間営業の飲食店や小売店(特に変則勤務の場合)
  • 銀行の支店とATM
  • 子供のための最寄りの学校
  • 医療施設(必要な場合)
  • 公園、パブ、映画館、そしてお気に入りの場所

 

6. 家具付き、半家具付き、家具なし

これは、貸主から家具が提供されるかどうかということです。

 

一般的に、半年から1年程度の短期間の滞在を目的とする入居者は、家具付き、または半家具付きの部屋を選ぶと便利です(入居時に家具を購入し、契約終了時に再び売却する手間が省ける)。

 

家族で数年住むなど、長期滞在を考えている人は、家具なしのユニットを好む傾向があります。

 

そのため、出産を控えている方は子供部屋を作ったり、すでに持っている家具を持ち込んだりと、必要なものを自由に配置することができます。

 

家具付き、または半家具付きの物件の場合、賃貸開始時に家主から提供されるものの目録を渡されます。

 

このリストを家主と一緒に確認し、本当に提供されているのか、また、その状態(例えば、すでに何らかの形で破損している場合など)についてメモを取る必要があります。これらの品物を新たに破損したり、紛失したりした場合は、敷金から差し引かれます。

 

滞在期間が長くなると、目録にあるものを破損する確率が高くなる傾向があります。

 

7. 賃貸期間

シンガポールの賃貸期間は、HDBフラットの場合、最低6ヶ月、最高3年です。

 

個人所有の物件(コンドミニアムを含む)の場合は、最低でも連続した3ヶ月間の賃貸でなければなりません。日割りや週割りの賃貸は認められていません。

 

家主によっては、長期間の賃貸契約を結べば、価格を下げることに同意してくれる場合もあります。

 

しかし、シンガポールに来たばかりの人は、最初の物件は最低限の賃貸契約しか結ばない方がいいかもしれません。

 

そうすることで、周囲の環境を把握した後に、住居を変更することができます。

 

8. ご近所付き合い

隣人がいるかどうかは、その物件での生活の満足度に影響します。

 

隣人の雰囲気を知るには、時間帯を変えて物件を訪れ、特に夜間に、どの程度の騒音が発生しやすいかを確認しましょう。

 

もし機会があれば、隣人候補と直接話をして、その人のことを調べましょう。

 

上下の家からの騒音も将来的に問題になる可能性があるので、上下階の住人のことも聞いておくとよいでしょう。

 

最適な家賃料金を得るには?

まず、半径1キロメートル以内の他の物件の賃料と見積もり賃料を比較することが大切です。

 

ネットの物件検索サイトで似たような物件を比較するのが簡単な方法です。

 

もし、一つの物件に長く住むつもりであれば、賃貸契約を長くする代わりに、月々の家賃を安くしてもらうように交渉してみましょう。

 

ただし、賃貸市場が低迷している場合、賃貸料が下がれば、すぐに再交渉できる可能性があるため、かえって節約になる場合もあります。

 

もうひとつ交渉の余地があるのは、光熱費です。

 

大家さんがこれを負担してくれるかどうかを確認しましょう。

 

大家さんを説得する一つの方法は、テナントが払い戻しをしない場合、光熱費などの賃貸費用を税金の控除として申請できることを指摘することです。

 

また、同僚や友人で賃貸している人がいれば、紹介特典を用意している大家さんもいるので、紹介してもらうのもよいでしょう。

 

例えば、ある大家さんは、あなたが既存のテナントから紹介された場合、より良い価格を提示してくれるかもしれません。

 

最後に、支払ったものを使うかどうかを考えてください。例えば、プールやジムなどの施設を利用しないのであれば、コンドミニアムを借りる意味はありません。必要なものだけにお金を払うようにしましょう。

 

シンガポールの賃貸物件の探し方

その方法は大きく分けて3つあります。

 

1つ目は、Property Guru、99.co、Stacked Homes、Oh My Homeなどの不動産ポータルサイトを利用することです。これらのサイトでは、物件の閲覧やフィルタリングが可能で、エージェントや家主に連絡することもできます。

 

ほとんどのポータルサイトには、地図表示や賃貸料比較などのツールがあるので、一般的にはこの方法で物件を探すのが好ましいでしょう。

 

2つ目の方法は、口コミによる紹介です。前述したように、友人や同僚に大家さんを紹介してもらうことで、よりお得に賃貸料を手に入れることができるかもしれません。

 

3つ目の方法は、不動産業者を利用することです。ここでの利点は、彼らがすべての事務処理を行い、スムーズな取引を保証してくれることです。

 

サービス料(または手数料)については、交渉次第ですが、通常このような仕組みになっています。

  • 月3,500ドル以上、2年契約の場合、家主は両方のエージェントの手数料を支払います。あなたは何も支払いません。
  • 月3,500ドル以上で1年契約の場合、家賃の半月分を手数料として支払います。残りは大家さんが負担します。
  • 月3,500ドル以下で、2年契約の場合、家賃の1か月分を手数料として支払います。
  • 月3,500ドル以下で1年契約の場合、家賃の半月分を手数料として支払います。

 

シンガポールで物件を借りたことがない場合、初めて借りるときは不動産業者を利用するのがよいでしょう。その後の賃貸は、個人で交渉に挑戦してみるのも良いと思います。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

今回はシンガポールで家を賃貸する前に知っておくべきことをご紹介させて頂きました。

 

シンガポールの不動産のルールは日本とだいぶ変わってきます。

 

日本には借地借家法など、法律で情報弱者となる借主を守る法律がありますが、シンガポールにはそれが無い為、どうしてもオーナーの言いなりになってしまう場合があります。

 

さらに、物件の供給数が少なくなっているシンガポールでは、借り手が余っているので、家賃の値上げラッシュとなっているのが現状です。

 

ただ、情報や基本的なルールさえ知っていて、自分の予算に適したエリアの物件を選べば問題ないので、ぜひこの記事を参考にして頂きたいと思います。

 

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