ブリスベン、ローンパインで「コアラ抱っこ」が禁止に…！

オーストラリア、クイーンズランド州のローンパインコアラ保護区は、7月1日より「コアラ抱っこ」体験を終了することを発表しました。1927年に設立されたこの保護区は、世界で最初かつ最大のコアラ保護区として知られており、コアラ抱っこは訪れる人々に非常に人気のあるアクティビティでした。
引用：https://www.lonepinekoalasanctuary.com/wp-content/pdf/Koala-Holds-Statement.pdf

保護区の声明では、「動物たちの精神的、身体的、そして感情的な健康を最優先する」と述べられています。

オーストラリア国内でコアラ抱っこが許可されているのは、クイーンズランド州、南オーストラリア州、西オーストラリア州の3つの州のみで、他の州では禁止されています。クイーンズランド州の法律では、コアラを1日に30分以上、1週間で合計180分以上触れることができないと定められています。

コアラ抱っこはオーストラリア独自の特別な体験ですが、動物愛護団体「ワールドアニマルプロテクション」は、コアラに負担がかかるとしてこれを廃止するよう求めていました。同団体は今回の決定を歓迎しており、キャンペーン担当のスザンヌ・ミルソープ氏は「野生動物は本来の生息地で観察するべきです。観光客も、コアラとのストレスの多い接触を避ける方向に進んでいます」と述べています。

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