外国人がシンガポールで仕事を見つける方法や求人サイトについて!
シンガポールは、労働力が豊富なことで知られる都市国家です。
特にシンガポールでは、現地の人と外国人の両方が働いており、今回は、私たちの様な外国人がシンガポールで仕事を見つける方法について簡単に説明します。
シンガポールの雇用市場は、ビジネスの中心地であるシンガポールで起業する企業や、アジアパシフィック地域の本部を設立する企業が増えるにつれて、徐々に拡大しています。
しかし、外国人がシンガポールで仕事を見つけるのは容易なことではありません。
そんな、シンガポールでの就職活動の概要についてご紹介します!
外国人がシンガポールで働くには?
仕事の範囲や給与の詳細について説明する前に、いくつかの基本的な法的情報を知っておく必要があります。
シンガポールで仕事を始めようとする外国人は、有効な「ワークパス」を所持している必要があります。
これは別名、「就労ビザ」とも呼ばれています。外国人がシンガポールでの就労を開始する前に必ず全員、取得する必要があります。
シンガポールには様々なワークパスがあります。
どのパスが自分に最も適しているかを確認してから、適切なビザを申請する必要があります。これが、外国人としてシンガポールで仕事を見つけるための第一歩となります。
【2022年版】シンガポールの労働ビザ「Sパス」と「Employmentパス」の違い
https://as-global-education.com/difference-between-s-pass-and-employment-pass
シンガポールで取得できる就労ビザの1つ「Employment Pass」
Employment Passを申請するためには、専門職、管理職、経営者などとしてのポジションが必要な場合が多いです。
また、月収が4,500ドル以上であること、および資格なども必要です。
初めて申請される方には、最長2年間の有効なビザが提供されます。
その後、ビザは更新することができ、更新ごとに最長3年まで延長が認められます。
さらに、雇用主は、Employment Passの従業員に対する課税の対象にはなりません。
シンガポールで取得できるその他の就労ビザの1つ「Sパス」
Sパスを申請するためには、中堅の熟練スタッフとしてなどのポジションが多いです。
また、月給2,500ドル以上の固定給があり、審査基準を満たす必要があります。
申請者には、最長2年間の有効なビザが提供され、これらのパス保持者にも更新が許可されています。
雇用主は、Sパスの従業員に対する課税を政府に支払う必要が発生します。
詳しくは、こちらのMOM(労働省)のサイトをご覧ください。
シンガポールで取得できるその他の就労ビザの1つ「Dependant Pass」
EPまたはSパスをお持ちの方の配偶者または21歳未満の未婚のお子様は、ディペンデントパス(DP)を申請することができます。
基本的にはこのビザのタイプでは、就労は認められておりません。
なので、DPの人がシンガポールで働くためには、MOM(労働省)からLetter of Consent(同意書)を取得する必要があります。
さらに、雇用主はDPの従業員に対する課税を支払う必要はありません。
外国人がシンガポールで就職するのは簡単?
実を言うと、外国人がシンガポールで仕事を得るのはそれほど簡単ではありません。とはいえ、不可能でもありません。
シンガポールで外国人として仕事を確保するための基準に、影響を与えるいくつかの要因を知っておくことは大切です。
各企業は、自社で受け入れることのできる外国人の数について「特定の枠」を持っています。
これは、その組織が雇用しているシンガポール人の数によって決まります。例えば、シンガポール人が5人いたら外国人1人を雇えるようなイメージです。
一方、シンガポールの失業率は世界でも最低水準にあります。
外国人がシンガポールの求人に応募するのに最適な時期は、1月上旬、3月〜5月と言われています。
年末年始の休暇を終えて仕事に慣れるため、年明けに採用率が上昇する傾向があります。
現在シンガポールで求められているスキルとは?
どの国でもそうですが、需要の高いスキルは決まっています。
ここでは、シンガポールで求められているスキルのトップ5をご紹介します。
外国人の方がシンガポールで仕事を見つけるにはどうしたらいいか、悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
1. データ解析
データ分析は、間違いなく、世界中で最も大きく、最も急速に成長している分野の1つです。
データアナリストの仕事の範囲は、多くのソフトウェアを使用してデータを収集し、データを整理することが含まれています。
また、照合されたデータの解釈だけでなく、あまりにも表やグラフの形でそれを視覚化することが求められます。
2. SNSマーケティング
SNSマーケティングは、シンガポールでの就職に関心のある外国人が検討することができるひとつの職種です。
SNSマーケティングのプラットフォームとそのユーザーの数は着実に増加しており、この業界では自動的に仕事の機会も増加することが予想されます。
3. IT(インフォメーションテクノロジー)
ITは、世界中からシンガポールにやってくる外国人を惹きつけてやまない、最も人気のある産業の一つです。
シンガポールには数多くの企業が拠点を構えているため、この分野では多くのチャンスがあります。
外国人はプログラミング、コーディング、ウェブデザイン、セキュリティなどの業界で仕事を探すことができます。
4. ヘルスケア
高齢化が進むシンガポールでは、医療分野の専門家が切実に必要とされています。
看護や病院のケアは、ヘルスケアの専門家にとって関心の高い分野と言えるでしょう。
人を助けること、人の世話をすることに興味があるなら、この仕事はうってつけかもしれません。
5. エンジニアリング(建設業)
コロナはシンガポールの建設部門に大きな打撃を与えましたが、徐々に立ち直りつつあります。
とはいえ、MRTのプロジェクトやその他の建設工事も回復してきました。
そのため、この分野でも外国人を雇いたいと考えています。
シンガポールで仕事を見つけるには?
これまで、外国人がシンガポールで仕事を見つけるための基本的な情報をお伝えさせて頂きました。
次はどこで仕事を見つけられるかをご紹介します。
外国人としてシンガポールで就職する場合、いくつかの方法があります。
まず、他の就活生と同じように、「求人情報サイト」を利用するとよいでしょう。
シンガポールの求人情報を網羅したサイトがかなりあります。
全てのサイトを細かくご紹介することはできませんが、とりあえずこの10個のサイトから選べば問題ありません。
GrabJobsだけ見ても、このサイトは現在、シンガポールでの就職を希望する人を含め、世界中の500万人以上の求職者に利用されています。
20,000社以上の企業がGrabJobsに求人広告を掲載しており、シンガポールで仕事を探している人にとって、非常に多くの選択肢の中から選ぶことができます。
次に、人材紹介会社は、シンガポールでの仕事の機会を確保しようとする外国人にとって、大きな助けとなる存在です。
この転職活動の方法は有料です。料金はエージェントによって異なりますが、その会社独自の条件によって異なります。
ただ、このような人材紹介会社のふりをした詐欺業者が多数存在するので注意が必要です。
そのため、これらの企業と直接連絡を取る前に、その企業のライセンス登録番号を確認することをおすすめします。
他にも、リファレンス(紹介・推薦)、コネクション、SNS上で募集していることも多いです。
特にLinkedInはビジネス&転職に特化したSNSとして登録しておくべきなので、ぜひチェックしてみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、外国人がシンガポールで仕事を見つける方法や求人サイトというテーマでお届けしました。
年々、ビザの条件も厳しくなり、外国人にとって仕事が見つかりにくくなっているシンガポールですが、しっかりとした準備と手法だけ掴んでいれば、可能性は低くありません。
シンガポールでは誰にでも平等にチャンスが与えられ、公平な競争の場が提供されているので安心です!
他にも現地の様子や、留学情報を常に発信しているので、気になる方は気軽にお問い合わせください。
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