【2023】シンガポールの生活費!あなたの給料は本当に十分?
シンガポールは、生活費調査のいつも上位です。
最近の発表ではシンガポールは世界で生活コストが1位(ニューヨークと同率1位)となりました。
しかし、実際のところ、ここに住むにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
もしあなたが若い社会人なら、あるいはシンガポールでの仕事のオファーを受けようと考えている海外駐在員候補なら、自分の年齢層の人が毎月いくら使うのが「妥当」なのか、気になるところでしょう。
もちろん、その答えはライフスタイルや価値観によって大きく異なります。
40歳になっても親と同居していることに満足している人、仕事以外ではほとんど外出しない人に聞くのと、人生で「成功した」ことを示すために派手な車やマンションが必要だと感じている人に聞くのとは違った答えが返ってくるはずです。
そこで、シンガポールの生活費をまとめるにあたり、中流階級のライフスタイルを実現する為に必要な「コスト」について今回は簡単にご紹介します!
住居コスト
外国から移住してきた人、あるいは地元の人が実家から引っ越す場合、賃貸でも住宅購入でも、最も大きな出費は住居費になります。
賃貸の場合は最低でも月700ドルから3,500ドル。シンガポール人・PRが住宅を購入し、HDB物件を購入できる場合は月1,500ドルから6,000ドルの予算が必要です。
現在の賃貸市場は狂ってるほど貸し手が有利なので、日本人の感覚の1人暮らしを実現するためには、最低でも家賃2500ドル(約25万円)が必要になってくるでしょう。
シンガポールで家を借りる
シンガポールではほとんどの駐在員が家を借りています。しかし、決して安くはありません。
もしあなたが独身で、HDBフラット(公営住宅)やバスルーム共同のコンドミニアム(民間住宅)の「一室だけ」を借りようとするなら、毎月約700ドルから2,000ドルを支払うと予想されます。
シェアハウスが嫌な場合はHDBフラットやコンドミニアムでワンルームや1ベッドルームを借りることになりますが、1,500ドルから4,500ドルの費用がかかります。
HDBフラットは安いですが公営住宅でシンプルな家です。コンドミニアムは高いですが、より豪華でジムやプールがついていることが多いです。
また、街の中心部からの距離も重要な要素で、中心部にあるほど割高になります。
しかし、シンガポールの公共交通機関は悪くないので、街の周辺に部屋を借りれば、多少お金を節約することができます。
さらに、中心部から離れた地域は、食事も安く済ませることができます。
借り手としては、自分と同じユニットに住んでいる場合、料理をすることを許さない大家もいるので、毎日外食するか、料理を注文することを余儀なくされることになるので、注意が必要です。
一人暮らしをする余裕がない場合は、自分と同じ「入居者だけ」が住んでいる家を探すとよいでしょう。
交通費
生活のあらゆることと同様に、毎月の交通費も、毎日どれくらいの距離を移動するか、どの交通手段を使うかによって大きく変わってきます。
運良く職場や街の中心部に近いところに住んでいれば、ウッドランズ(郊外エリア)に住んでいてCBD(中心街)まで毎日通勤しなければならない人よりも交通費は安く済みます。
所得がかなり多くない限り、シンガポールで車を購入するのはあまり良いアイデアとは言えません。
シンガポールでは車は高いことで有名で、月に2,000~3,000ドルは余計にかかります(自動車ローンの分割払い、保険、ガソリン代、駐車場代、メンテナンス)。
公共交通機関(バスやMRT)とタクシー(またはGrab)の組み合わせに頼ることになります。公共交通機関の料金はかなり安く、MRTとバスの乗り放題のパスが一般的に月128ドル程度です。
しかし、夜中に外出すると、日本と違って公共交通機関の選択肢はほとんどないので注意が必要です。
日常的な費用
繰り返しになりますが、これはあなたのライフスタイルによって大きく異なります。
しかし、以下のような費用がかかると予想されます。
食料品
多くの製品が輸入されているため、他の国より高いかもしれません。
牛乳、非熱帯産の果物、チーズのような非アジア産のものは、かなり高価になる傾向があります。
毎日家で料理をするのであれば、1ヶ月に250ドルはかかると思われます。
コーヒー
地元のホーカーセンターのコピは1.5ドル強ですが、西洋風のカフェやスターバックスなどのチェーン店では7~9ドルかかります。
食べ物
郊外のホーカーセンターでの食事は、3ドルから6ドル程度です(飲み物は含まれません)。
中級レストランで食事をする場合は、20ドルから30ドル程度を目安にしてください。
モバイルデータ通信
SIMのみのベーシックなプランで月20ドルを目安にしてください。
運動
ジムやその他のスポーツ、エクササイズのクラスはシンガポールではかなり高額になる傾向があり、ジムの会員や週1回のクラスで月100ドル程度が妥当な価格帯と思われます。
娯楽
映画のチケットは、平日で約9ドル、週末で約13ドルです。
アルコールは恐ろしく高く、市内中心部のバーではビール1パイントが10ドルから15ドル程度です。
ピクニック、サイクリング、ハイキング、ネットフリックスなど、安いアクティビティを楽しむことができます。
いくらぐらいを想定しておけばいい?
あなたのライフスタイルに合わせて、1ヶ月にかかる可能性のある費用をご紹介します。
松竹梅のランクで言うと、1ヶ月に必要なコストが梅の場合が約12万円、竹の場合が約25万円、松の場合が約103万円です。
梅と竹は「一人暮らし」ではありません。ただ、竹のコストにもう10万円を追加したら、ギリギリ一人暮らしが可能な範囲になると思います。
基本的に単身駐在員はこのミドルレンジ(竹)の生活コストを基準に考えるのがいいかと思いますが、家族持ちの駐在員はハイエンドの生活コストが必須となってきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はシンガポールの生活費についてご紹介しました。
最新の調査では、シンガポールで多少ゆとりある生活をおくる為には、世帯月収100万円が必要と発表されました。
シンガポール人の世帯年収の中央値は約1200万円で、生活コストが非常に高いのが伺えるかと思います。
もしあなたが家庭持ちの駐在員で年収が1200万円以上あるのであれば、派手な生活はできませんが、問題なくシンガポールで生活をおくることができます。
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